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私は大好きなのですが?

2008/05/02(金) すべて
先日長野県の実家からイナゴが送られてきました・・・
3パック!!
食べるのは私一人です。
私は小さい頃から祖母と田んぼへイナゴ取りに行って、祖母の作るイナゴを食べる事に慣れている。
という言い方も自分では変な感じがするのですが、大好きな食材です。
東京に出てきて皆さんとお話をしていると、イナゴ?バッタ!何でそんな物食べられるの!?
といわれる事が多く、でも私的には何で?美味しいのに・・・と思っておりました。
イナゴは生物学的には「節足動物門・昆虫網・バッタ目・バッタ亜目・イナゴ科」に属しているそうです。バッタとは近縁種なのですがちがいます。イナゴとバッタの違いは体色の違いがありますが、実はもっとはっきりとした違いがあります。
それは「イナゴは飛ぶ」ということです。バッタは自分の身長の数十倍の高さまでジャンプする力をもっていますが、イナゴは翅を使って長距離飛行を行うことが可能なのです。
イナゴは、食植生をもつバッタ目の昆虫なので稲作をする上では害虫として扱われてきました。その為、イナゴは発見次第捕獲されて昔の人々の食料として役立てられてきたそうです。日本でのイナゴは、農作業中のおやつとして晩御飯のおかずとして様々に料理されて、たんぱく質の摂取を助けてきたとの事です。

イナゴといえば佃煮と私は思い浮かべてしまうのですが、イナゴは調理する前に箱や袋の中に一晩ほど入れて絶食状態にして、フンを出させておく必要があります。また、イナゴにはハリガネムシなどの寄生虫の恐れがあるので生食には向いていません。熱湯で茹で上げるか火を通すかしてから調理するのが基本です。これらの下準備を行ってからイナゴの調理を行っていきます。

せっかくなのでイナゴの佃煮の作り方を紹介していきます。

◆イナゴの佃煮の材料
イナゴ…300g、砂糖…大さじ4杯、醤油…大さじ2杯、
調理酒…小さじ2杯、油…大さじ1杯

◆イナゴの佃煮のレシピ
イナゴは下茹でまで終わったらフライパンで空炒りして水分を飛ばしておきます。足や翅は食べやすさを考えるならば取り除いておきましょう。私はそのままが好きです!
フライパンに油を引いたらイナゴを入れて中火程度で炒めていきます。香ばしい香りが立ってきたら砂糖と醤油を入れて全体に絡めていきます。
照りが出てきたら酒を入れて更にかき混ぜて、水気がなくなったら器に入れて出来上がりです。

簡単ですよね!!

東京ではあまりスーパーなどで売っているところを見かけたことが無いのですが、皆さんも一度食べてみてはいかがですか?見た目は悪い?かもしれませんが美味しいですよ。

写真は実家から送ってもらったイナゴの佃煮です。ちょっと小さめですがいかがですか?

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